想像のかけら

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自作小説と三国志を中心に、関心事などを投稿します。是非お立ち寄り下さい。

2020-07-01から1ヶ月間の記事一覧

三国志【李典】派手さはないが、地道に活躍する名副将

-目次- 従父を殺され李典、参戦 勝利のためなら命令に背く 戦いは慎重に、用心深く 合肥の戦いで一致団結 早すぎる最期 従父を殺され李典、参戦 李典の従父である李乾は、曹操に付き従って活躍しましたが、董卓討伐戦に参加した時に、董卓配下の呂布に殺され…

小説【飲み会に死す】

飲み会はあまり飲めない者にとってはこの上ない苦痛な時間です。それが会社の飲み会なら、なおの事です。仕事中の会話とはまた違った難しさ、集団での会話のやりにくさが存在するのです。 先日、新入社員の歓迎会という事で、その飲み会に参加した時の事です…

小説【目覚めた男②】

邪気眼の下りは自然と脳裏で再生された感じだった。俺は決して厨二病ではないが、この年にもなって邪気眼がどうのだとか、神のご加護などの言葉が出てくるとは思わなかった。自分でも無意識だったこれらの思考が、病気で呼び起こされたのかもしれないが、と…

小説【目覚めた男①】

「綺麗さっぱり無くなっていますね」 「そんな馬鹿な」 聞けば脳にできた腫瘍は跡形なく消えているという。レントゲンを見ながら医師にそう告げられた。病院での定期検査、突然の事である。 「先生、俺の寿命は長くなかったのではないですか」 「その筈だっ…

小説【スパイ】

無数の人間がせわしなく移動する東京。彼女を見かけたのは本当に偶然だった。間違いないと思った。今すれ違った女性は3年前にアイドルを引退した五十嵐葵だ。俺は彼女が所属していたアイドルグループのファンクラブに入っていたが、彼女の卒業と同時に退会…