想像のかけら

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自作小説と三国志を中心に、関心事などを投稿します。是非お立ち寄り下さい。

小説-目覚めた男

小説【目覚めた男②】

邪気眼の下りは自然と脳裏で再生された感じだった。俺は決して厨二病ではないが、この年にもなって邪気眼がどうのだとか、神のご加護などの言葉が出てくるとは思わなかった。自分でも無意識だったこれらの思考が、病気で呼び起こされたのかもしれないが、と…

小説【目覚めた男①】

「綺麗さっぱり無くなっていますね」 「そんな馬鹿な」 聞けば脳にできた腫瘍は跡形なく消えているという。レントゲンを見ながら医師にそう告げられた。病院での定期検査、突然の事である。 「先生、俺の寿命は長くなかったのではないですか」 「その筈だっ…